フラグメント識別子とは?
フラグメント識別子 は ISO 32000-2 の附属書 O で定義された機能で、リンクされた PDF PDF ファイル内の特定のコンテンツを URL で指定し、表示を制御できるようにします。これらの識別子は URL 内の # 記号の後ろに記述され、表示される内容に影響します。
例えば、URL に #page=n(n は 1 から開始)を追加することで、特定の PDF ページを参照できます。 https://www.pdfa.org/wp-content/uploads/2013/05/PDFA_in_a_Nutshell_211.pdf#page=5 この URLは、PDF の 5 ページ目を表示します。
PDF URL で使用できるパラメータ
フラグメントは URL のハッシュ記号以降の部分で、PDF の場合はサーバーではなくビューアー側で処理されます。よく使われるパラメータには次のものがあります。
- page: ドキュメントを、1 から数えた特定のページで開きます。
- nameddest: ドキュメント内で定義された名前付き宛先へジャンプします。
- zoom: 拡大率と、必要に応じてスクロール位置を指定します。
- search: 既に特定の語句を検索した状態でファイルを開きます。
- toolbar, navpanes, statusbar: ビューアーインターフェースの各部を表示または非表示にします。
複数のパラメータをアンパサンドで区切って組み合わせることもできます。例えば、4 ページ目を固定のズーム率で開くリンクなどです。
リンクが 1 ページ目で開いてしまうことがある理由
サポート状況はファイルではなくビューアー側の機能であり、かつ一貫していません。これらのパラメータはもともと Adobe Acrobat で導入されたもので、ブラウザの内蔵ビューアーはその一部のみを実装しています。また、PDF を表示せずダウンロードするブラウザはフラグメントを無視します。
page パラメータは、ファイル内部で使われる 整数ページインデックス とは異なり 1 から数え始めます。ページの挿入や削除があっても有効なため、名前付き宛先を使う方がより堅牢な方法です。